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2015年12月30日水曜日

米中冷戦における日本(第8回記事、戦利品としての日本の価値)  余命ブログ以外の分析

「余命まとめ目次」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/11/blog-post_98.html



「米中冷戦」 余命ブログ以外の分析



 2ch版の読者様からよい記事(資料)があるという情報をいただきました。本稿ではその記事のまとめを提供いたします。元記事は、全9回に渡る「米中冷戦」に関する分析記事です(2012年記事)。とても長い記事です。
 全てを細かくまとめると長くなり過ぎますので、今回は第8回記事「戦利品としての日本の価値」のまとめのみ提供いたします。

 このまとめをもって、シリーズ全9回記事のまとめを終えることができました。おかげさまでした。
 余命ブログを理解する助けになるようでしたら、引き続きご活用ください。

第1回記事「序論」のまとめ http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/11/1.html
第2回記事「地政学的に恵まれた日本」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/12/2.html
第3回記事「中華文明が進歩しない理由」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/12/3.html
第4回記事「朝鮮半島の思考回路」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/12/4.html
第5回記事「軍部利権としての朝鮮併合」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/12/5.html
第6回記事「日本が韓国に甘い理由」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/12/6.html
第7回記事「日韓・米日・沖縄の相似形」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/12/7.html
第9回記事「結論」のまとめ http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/11/9.html





以下、簡単まとめ

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1.日露戦争当時の朝鮮半島の価値

・当時の朝鮮半島には価値があった
…ミサイルが主力の現在とは比べ物にならない

・日本が朝鮮半島に進出した理由
…1.少なくとも日露戦争では、バルチック艦隊合流前に旅順艦隊を撃滅しておく必要があった
 →朝鮮半島から陸軍を上陸させて旅順艦隊を撃滅
 →その後も露の極東進出を抑えるために、朝鮮半島に拠点を作って牽制する必要があった
…2.英米にとっては、自分の手を汚さずに露の南進を食い止める楔(くさび)が欲しかった
 (特に英、揚子江(長江)を挟んで利権を持っていた→日英同盟)
…3.「大国を争わせることで漁夫の利を得る」という大韓帝国の戦略に、まんまと嵌められたのかもしれない
…4.「せっかく強くなったんだから、俺たちも植民地を切り取ろうぜい。ヒャッハー!」という気持ちが日本にもあった


http://www.ne.jp/asahi/koiwa/hakkei/tyugogusi14.html



2.現代日本の国防

・向こうから日本を巻き込むのでなければ、日本から朝鮮半島や中国大陸に手を出す理由はなくなった

・日本は、沖縄、台湾を守らねばならない
…日本のエネルギーは中東に依存
…それを運ぶために数多くのチョークポイントを通らねばならない
…特に台湾、沖縄を中国に取られると、日本の石油を止めることが可能になる
…シーレーン防衛上、台湾、沖縄が中国に併合されるのはマズイ

・米は日本を手放せない
…米豪日の三角形で太平洋を内海とするには、中露を押さえ込む必要がある
…これは、日本にとってシーレーン防衛上の朗報

・沖縄・台湾を中国に取られると、米にとって要石の日本が危なくなる
…つまり、米の西太平洋の制海権が怪しくなる
…インド洋、中東への道を制限され、下手すると中東に米軍を展開できなくなる
…これは米の世界覇権を揺るがす

・米は、朝鮮半島は手放せても、日本・沖縄・台湾は手放せない
…これが日本と韓国の最大の違い

(←クリックで拡大)
エネルギー白書2010
第1章 各国のエネルギー安全保障の定量評価による国際比較」より
【第114-3-4-1】石油のフローと主なチョークポイント

【第114-3-4-2】各国のチョークポイント依存度の推移
各国のチョークポイント依存度を見ると、日韓が突出して高いことがわかる



3.戦利品としての日本の価値

・日本は、米の覇権を支える大きな柱
…右腕または左腕一本ぐらいの価値はある

・米にとって、日本こそが最大の戦利品(第二次世界大戦)

・米が怪物的な覇権国であり続けたいなら、日本のサポートが必要
…日本がいなければ、米は滅びないにしても、ただの大国になる
…だからこそ、中露韓朝は日米を仲たがいさせようと必死

・日本にとっては幸運な状況
…敵に回すと最も怖い奴がこちらを必要としているというのは非常に幸運
…世界有数の海軍国同士が利害を一致させてシーレーンを守るなら、邪魔する者はない

・アメポチ戦略を採用できる国は恵まれている
…やりたくても、戦略的に価値の無い場所であれば米が無視
…価値のある場所でも、力がなければ米英に奪い取られる
…条件が揃っており、努力すればその地位を守れる日本は恵まれている
…アメポチ上等! 米国の片腕は誰でも勤まる役じゃない 

・仮に日本が米と敵対したり、単独で中露と対抗したら、軍事費負担だけで国が潰れる



4.日本の幸運に気付いている人は多くない

・メディア
…「米の衰退」を吹聴、「アジアの友人」中韓朝の支援を呼びかけ

・市民活動家
…米軍を追い出し、中国人民解放軍を招き入れようとする

・「米は頼りにならないから自主防衛すべき」という論調
…軍備増強や核武装という意味であれば賛成
…安保破棄という意味であれば反対
…米から離れたら、中露に洗脳されて対米戦の手駒に使われる
…消極的な意味ではなく、日本は米と利害を共にして国を守ることがコストも安く効率的

・中華思想は根本的に戦闘には弱い
…実際に戦えば、総崩れとなって相手にならない

・中華思想は、洗脳・乗っ取り・移民侵略などは超一流
…決して侮れる相手ではない



5.日米中露韓朝の関係

・ものは考えよう
…露が相手でも、中国、朝鮮半島が簡単にやられるとは思えない
…日本が犠牲を払わなくとも、露の南下を防いでくれる
…露が強くなれば中国、朝鮮半島を助ける方向で考えるが、基本的にはその必要もない

・韓国は日米と離れようとしている

・日本は米英と協調して中露を抑えるしかない
…歴史や地政学の事実を積み上げればそうなる
…新たな冷戦の最前線に立ち、思想戦・電子戦を戦い抜くしかない

・自国民すら虐殺する大陸国家に呑み込まれたら、気楽で安全な生活などない

・日本が海洋国家としての本分に立ち戻り、米英と協力して中露韓朝を封鎖するのであれば、冷戦時代と同じように繁栄する

・逆に中韓朝の下に組み入れられれば、必然的に米と戦うことになる



6.日中友好・日韓友好の行き着く先は対米戦争

・日本も他国の工作に対抗すべき
…しかし、スパイ防止法すら制定せず、軍事機密も産業機密も盗まれまくり
…日本では、「他人に思考を操作されるのは危険なこと」という意識すらない
…日本では、意図的に流される情報に簡単に影響され、言われるがまま行動することが多い

・現在の日本メディアはかなり「大陸寄り」
…このままだと、「気付いたら米と戦っていた」的な状況に陥るかもしれない

・日本はいつでも、大陸文明と海洋文明の対立の最前線にいる
・現在は特に、「繁栄するか滅亡するか」の重要な分岐点にさしかかっている





以下、元記事

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米中冷戦における日本(8):戦利品としての日本の価値

「ワイルドインベスターズ ブログ 「それを教えちゃマズイだろ!」」様
2012年9月11日記事「米中冷戦における日本(8):「戦利品」としての日本の価値」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/8-1210.html



 もう一度、歴史を踏まえながら現状を考えてみましょう。
 歴史の本を読むと「日本はロシアが怖くて日清・日露戦争を戦って勝利し、朝鮮半島を勢力下に置いた」とあります。
 しかし今になって考えるとかなり不思議な話です。
 わざわざ半島に拠点を作って陸上でロシアと対峙するなんてキチガイ沙汰ではないですか! 強大な大陸国家に対抗すると軍備負担がツライから、朝鮮半島は長いこと中国の属国だったのです。それと同じ種類の苦労を背負い込んで、しかも相手はロシア。
 もちろん当時と今では軍事技術が違います。しかし昔のほうが海を越えて戦力を展開することは難しかったでしょう。 どう考えたって海を挟んだほうが楽に決まっています。日本のほうからロシアに向かって陸上の戦線を拡大し、さらに樺太でも南北で対峙するような講和を結んでおいて「ロシアが怖い」もへったくれもねえだろう、と思うのです。

 ここである読者さんから 「日露戦争当時、ロシアの海軍力は圧倒的だった」 とご指摘をいただきました。私のほうでも考え直して加筆・修正させていただきます。
・・・思い出しました。

 バルチック艦隊が極東に到着すれば、ロシア旅順艦隊と呼応して日本の制海権が危うくなります。さらに時間が経てばロシアがシベリア鉄道を複線化し、極東に軍備を大量輸送します。その前にロシア艦隊を各個撃破しておかないと、制海権を失うことはほぼ確定だったのです。
 そこで朝鮮半島に上陸して遼東半島へ進軍、旅順艦隊を陸と海から撃滅(陸軍は二〇三高地から砲撃)。遅れてやってきたバルチック艦隊を日本海海戦で殲滅したのでした。それが終われば「さあ撤収」というわけにも行きません。その後もロシアに陸海軍の拠点を作らせないために、朝鮮半島を確保することは重要でした。
 日露戦争はロシアと日英米の東アジアにおける制海権争いであり、  勝った日本は欧米列強に肩を並べることができました。負けたロシアはその後半世紀にわたって海軍を立て直すことができませんでした。それが可能になったのも、「日本が朝鮮半島を確保していたから」かもしれません。
ミサイルが主力の現在とは比べ物にならないぐらい、当時の朝鮮半島には価値があったということです。

 改めて、日本が朝鮮半島に進出した理由を並べてみます。

1.少なくとも日露戦争において、バルチック艦隊合流前に旅順艦隊を撃滅しておく必要があったので、それを朝鮮半島から陸軍を上陸させて実行した。その後もロシアの極東進出を抑えるために、朝鮮半島に拠点を作って牽制する必要があった。

2.イギリスやアメリカにしてみれば、自分たちの手を汚さずしてロシアの南進を食い止める楔(くさび)が欲しかった。

3.「大国を争わせることで漁夫の利を得る」という大韓帝国の戦略に、まんまと嵌められたのかもしれない。

4.「せっかく強くなったんだから、俺たちも植民地を切り取ろうぜい。ヒャッハー!」という気持ちがあった。



 特にイギリスは揚子江を挟んで利権を持っていたため、日本が朝鮮半島に進出してロシアと角突き合わせたことはプラスでした。そしてこれは日英同盟(1902年)で日本を支援した最も大きな狙いだったと思います。


(こちらからいただきました http://www.ne.jp/asahi/koiwa/hakkei/tyugogusi14.html



 しかし、もはやイギリスの勢力圏を守るために大陸に出兵する必要はありません。代々お侍の血筋で「大陸で武勲を立てたい」と強く願う人もいないでしょう。向こうのほうから日本を巻き込もうとするのでなければ、日本のほうから朝鮮半島や中国大陸にちょっかいを出す理由はなくなったのです。
 「唇亡びて歯寒し。日本の国防のために朝鮮半島を守れ」「満蒙は日本の生命線」というスローガンは、今の日本にはまったく当てはまりません。それどころか当時ですら、大陸に資金や技術を流すためのプロパガンダだったのではないかと疑ってしまいます。

 それよりも日本は、沖縄や台湾を守らなくてはなりません。
 なぜなら日本のエネルギーは中東に依存しており、それを運ぶために数多くのチョークポイントを通らねばならないからです。特に台湾や沖縄を中国に取られると、日本の石油を止めることが可能になります。シーレーン防衛の上で、台湾や沖縄が中国に併合されるのは大変マズイのです

エネルギー白書2010
第1章 各国のエネルギー安全保障の定量評価による国際比較」より
【第114-3-4-1】石油のフローと主なチョークポイント

(←クリックで拡大)



 さらに各国のチョークポイント依存度を見ると、日韓が突出して高いことがわかります。

【第114-3-4-2】各国のチョークポイント依存度の推移




 そこで各国の石油備蓄まで考慮するとこんなことが言えそうです。

1.台湾や沖縄で石油を止められると韓国は即死
2.日本は備蓄でしばらく持ちこたえるが、そのうち干上がる
3.その海域で戦闘が起こると中国まで即死
4.アメリカにはほとんど関係ない

 これだけ見ると日本はシーレーン防衛のために独自で頑張らなくてはなりません。
 しかしここでひとつ、朗報があります。というのも日本にとってのシーレーンは、米軍が中東に展開するときにも使われるそうなのです。噂では横須賀で整備した艦船は新品よりも絶好調になるとか(笑)。
 米豪日の三角形で太平洋を内海とするためには強敵の中露を押さえ込む必要があります。そのためにもアメリカは日本を手放せません。
 しかし、仮に沖縄・台湾あたりを中国に取られてしまうと、要石の日本が危なくなります。ということはつまり、アメリカの西太平洋の制海権が怪しくなるわけです。それだけでなくインド洋そして中東への道を制限され、下手をすると中東に軍を展開できなくなります。これはアメリカの世界覇権を揺るがす大事件です。

アメリカは朝鮮半島を手放すとはできても、
日本沖縄台湾を手放すことはできない。 

 それが日本と韓国の最大の違いです。
 実は、日本の存在はアメリカの覇権を支える大きな柱なのです。おそらく右腕または左腕一本ぐらいの価値はあるでしょう。
 アメリカは第二次世界大戦で覇権を確立しましたが、日本こそが最大の戦利品ではなかったかと考えています。しかもこの戦利品、自分でカネを稼いで基地の代金を払ってくれる。米国債を大量に買って赤字を補填してくれる。選挙権を与えなくても良い。社会保障の心配もしなくて良い。世界最高の自走式ATMと呼ばれるゆえんです

 書いててちょっと悲しくなりましたが、続けます。
 アメリカが怪物的な覇権国でありつづけたいのなら、日本のサポートが必要。日本がいなければアメリカは滅びるわけではないにしても、ただの大国になる。だからこそ中露朝韓は、日米を仲たがいさせようと必死なのです。
 日本から見ると、敵に回すと最も怖い奴がこちらを必要としているというのは、非常にラッキーです。世界有数の海軍国同士が利害を一致させてシーレーンを守るのであれば、それを邪魔する者はありません。
 仮に日本がアメリカと敵対したり、単独で中露と対抗しなければならないとしたら、軍事費負担だけで国が潰れるでしょう。「朝鮮半島はずっと中国の属国だった」と笑うつもりはありません。今の日本やイギリスも同じ理由でアメリカに従わなければならないからです。

 しかしそれに気付いている人はそうたくさん居るわけではありません。
 マスメディアは「アメリカの衰退」を吹聴し、「アジアの友人」である中国・韓国・北朝鮮を支援しようと呼びかけます。市民活動家は米軍を追い出し、中国人民解放軍を招き入れようとします。末端の人間は目的を知らないまま騒いでいるわけですが、日本をアメリカから切り離して乗っ取ろうと画策しているのです。
 対極にあるように見えるのは、「アメリカは頼りにならないから自主防衛すべき」という論調です。
 軍備増強や核武装という意味であれば私は賛成ですが、それが安保破棄という意味であれば反対します。アメリカから離れたら中露に洗脳されて対米戦の手駒に使われるに決まっています。消極的な意味ではなく、日本はアメリカと利害を共にして国を守ることがコストも安く効率的なのです。それがグローバル時代にふさわしい防衛戦略だと考えます。

 実はそういったアメポチ戦略を採用できる国は恵まれているのです。
 それをやりたくても戦略的に価値の無い場所であればアメリカに無視されます。価値のある場所でも力がなければ米英に奪い取られます。すでに条件が揃っており努力すればその地位を守れる日本は、恵まれているほうだと考えなくてはなりません。

アメポチ上等! 米国の片腕は誰でも勤まる役じゃない  

 知っている人も多いと思いますが、中華思想は根本的に戦闘には弱いです。
 事実を直視することができず、尚武の文化がなく、脅しとへつらいだけで権力を取れるからです。実際に戦えば総崩れとなって、相手になりません。
 その代わり、洗脳・乗っ取り・移民侵略などは超一流です。内部に侵入して抵抗力を奪った上で、好き放題に虐殺するのです。決して侮れる相手ではありません。

 しかしこれも考えようです。
 たとえ相手がロシアであっても、中国や朝鮮半島が簡単にやられるとは思えません。日本が犠牲を払わなくとも、ちゃんとロシアの南下を防いでくれるということです。ロシアが強くなれば彼らを助ける方向で考えますが、基本的にはその必要もないと思います。
 私の見たところ韓国は「彼らにとっての真実」を北朝鮮に書き換えられて、日米と離れようとしています。
 しかし実は日本も似たような状況にあります。教育やメディアを乗っ取られ、小さな頃から洗脳されているのです。

 歴史や地政学の事実を積み上げたら、日本は米英と協調して中露を抑えるしかありません。新たな冷戦の最前線に立って、思想戦・電子戦を戦い抜くしかないのです。
 しかしそれを度外視して中韓の下に入ろうという人がけっこういます。そうすれば安寧な生活が保障されるのだと。

とんでもない! 

 自国民すら虐殺する大陸国家に呑み込まれたら、気楽で安全な生活などありません。戦闘が不得意な彼らの代わりに、対米戦の最前線に投入されるだけです。

 実は太平洋戦争のときも似た構図でした。
 最前線で米中と戦った日本に対し、朝鮮半島は終戦までほぼ無傷でした。当時の「大東亜共栄圏」は今の「東アジア共同体」と同じであり、日本の犠牲の上に彼らの「世界一願望」を叶える自虐ボランティアだったと思います。
 旧日本軍の無能ぶりや責任転嫁は中華思想や小中華思想とそっくりです。かつて日本はそういった思想に毒されて、身を滅ぼしたのではないかと思います。

 日本が海洋国家としての本分に立ち戻り米英と協力して中露朝韓を封鎖するのであれば、冷戦時代と同じように繁栄することでしょう。
 逆に中朝韓の下に組み入れられるのであれば、必然的にアメリカと戦うことになります。日本人がやりたくなくても、それは無理だろと思っても、命令するのは中国・韓国・北朝鮮です。辛い役目を押し付けられ、決して報われることなく負けることは確実です。

 えっ、米中は仲良くやれるんじゃないかって?
 いえいえ、中華思想に中立者の概念はありません。ボスと奴隷以外は全員敵。アメリカもロシアもインドも、いつか潰さなくてはならない敵なのです。世界で一番であるはずの彼らはそう考えます。でも前線で戦って死んでゆくのは「奴隷」の日本人だから、がんばってね!

日中友好・日韓友好の行き着く先は対米戦争

 日本への工作は過去何十年も行われてきましたが、韓国が米国側だったので「大陸勢力」と「海洋勢力」のバランスはそれなりに取れていました。
 しかし韓国は軍政をやめて以来急速に「免疫力」を失くしてしまい、20年も経たずに中国・北朝鮮の勢力下に組み入れられてしまいました。それに連れて日本のマスメディアも急速に大陸側に傾斜して行った感じがしています。
 本来は日本もそういった他国の工作に対抗すべきです。
 しかしスパイ防止法すら制定せず、軍事機密も産業機密も盗まれまくりの日本では「他人に思考を操作されるのは危険なこと」という意識すらありません。意図を持って流される情報に簡単に影響され、言われるがまま行動することが多いのです。
 現在の日本のマスメディアはかなり「大陸寄り」であり、ここ数年は米国を憎んで戦わせるための下地作りのような「作品」が目につきます。このままだと「気付いたらアメリカと戦っていました」 的な状況に陥るかもしれません。

 日本はいつでも、大陸文明と海洋文明の対立の最前線にいます。
 そして現在は特に、「繁栄するか滅亡するか」の重要な分岐点にさしかかっています。

(続く)



[参考図書] 民間防衛

 これに照らせば日本はすでに防衛の意思を無くし、大量入植で乗っ取られる直前にあります。
 ノービザで入国して生活保護を受けながら居座ることが出来るので、いくら軍隊を強化しても意味ありません。また改正国籍法が通ったため、男性の認知だけで日本人がいくらでも「造れ」ます。
 日本語を話せず日本に住んだこともなく本国では選挙権のない人々が、日本人としての権利を得ることができるのです。国内有権者1億人に対し、国外有権者3億人となれば日本の国益は反映されません。民主国家が選挙によって選挙のない国に滅ぼされるという、恐ろしい可能性があります。

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引用元:

「ワイルドインベスターズ ブログ 「それを教えちゃマズイだろ!」」様
2012年8月23日記事「米中冷戦における日本(1):序論」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-1108.html
2012年8月24日記事「米中冷戦における日本(2):地政学的に恵まれた日本」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/2-9dbe.html
2012年8月27日記事「米中冷戦における日本(3):中華文明が進歩しない理由」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/3-5770.html
2012年8月29日記事「米中冷戦における日本(4):朝鮮半島の思考回路」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/4-49ee.html
2012年8月31日記事「米中冷戦における日本(5):軍部利権としての朝鮮併合」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/5.html
2012年9月3日記事「米中冷戦における日本(6):日本が韓国に甘い理由」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/6-ca1c.html
2012年9月4日記事「米中冷戦における日本(7):日韓、米日、沖縄の相似形」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/7-db2e.html
2012年9月11日記事「米中冷戦における日本(8):「戦利品」としての日本の価値」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/8-1210.html
2012年9月17日記事「米中冷戦における日本(9終):中韓朝との冷戦か、米英とのリアル戦争か」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/9-3553.html

ブログ主様のプロフィール(公開情報、2015.11.14時点)
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「投資や国際情勢に関するディープな話題を中心に、人生に役立つ与太話を提供します。
ごく片手間ですので、忙しさに応じて更新回数が変わります。基本的に引きこもりのオタクですから、コメントに対する返事はあまり期待しないでください(笑)。」



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